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2022/03/16 Q&A
年末商戦は活況で、増勢が続く高額品のほか、重衣料や防寒商材も好調に推移した。
【百貨店】
日本百貨店協会が1月25日に発表した「令和3年12月の全国百貨店売上高概況」によると、
2021年12月の全国百貨店(73社・189店)の売上高総額(店舗数調整後・以下同じ)は
前年同月比8.8%増の5,920億5,934万円で、3カ月連続で前年を上回り、
入店客数も14.1%増で、2カ月連続で前年を上回った。
12月は新型コロナ感染者の減少が続いたことから外出機運や消費意欲が高まったほか、
各社が展開した外商催事、会員向施策、イベントなどが奏功した。
また、年末商戦は活況で、増勢が続く高額品のほか、重衣料や防寒商材も好調に推移した。
なお、コロナ感染症が拡大する前の前々年比(2019年12月比)では売上高が6.1%減、入店客数は18.6%にとどまった。
【スーパーマーケット】
一般社団法人日本スーパーマーケット協会が1月21日に発表した「2021年12月 スーパーマーケット販売統計調査」
によると、食品を中心に取り扱うスーパーマーケット270社の2021年12月の全店売上高(速報)は、
全店ベースが前年同月比0.8%減の1兆1,242億2,724万円で、既存店ベースでも同2.0%減で前年同月を下回った。
部門別では青果・水産・畜産の生鮮3部門合計が前年同月比1.4%減(全店ベース・以下同じ)、
パンや牛乳などの日配が同1.0%減、一般食品が同1.7%減、非食品が同2.9%減など苦戦する中、
惣菜は同4.2%増と堅調に推移した。
なお、総売上高は、前々年比では全店ベースが4.3%増、既存店ベースが1.6%増など、
コロナ感染拡大前の水準は上回って推移している。
【コンビニエンスストア】
日本フランチャイズチェーン協会が1月20日に発表した「2021年12月度 JFAコンビニエンスストア統計調査月報」によると、
2021年12月の店舗売上高は、全店ベースが前年同月比3.6%増の9,714億5,300万円、
既存店ベースが同3.2%増の9,325億9,600万円で、ともに3カ月ぶりのプラスとなった。
平均客単価も全店ベースが同3.1%上昇して725.4円、既存店ベースが同3.2%上昇して729.2円など堅調だった。
来店客数は全店ベースでは同0.5%増だったが、既存店ベースでは同0.03%減だった。
なお、前々年12月の全店ベースの売上高は9,697億3,200万円で、
2021年12月はコロナ感染拡大前の水準を上回っている。
今年に入って感染拡大が続いているが、昨年の12月は感染拡大が落ち着いていたこともあり、
スーパーやコンビニの売上高はコロナ前の水準を上回ったようだ。
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